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SNSとSEO|SNS運用における実際の2大パターン
2014/02/07 | コンテンツSEO, SEOアドバイザーズ全記事 SNSでのブランディング, インバウンドマーケティングとSNS, コンテンツSEOとSNS, ソーシャル拡散の方法論, ツイッターとSEO, フェイスブックとSEO
フェイスブックやツイッターなどのSNS。
WEBをビジネスで活用する上でSNSは重要だと多くの方が認識していますが、
意外とSNSの活用・運用の仕方で悩んでいる方は少なくありません。
今日は、そんな方に向けて、SNSの基本的な運用方法を、
パターンA・パターンBの2パターンに分け紹介したいと思います。
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パターンA:コンバージョンを最終目的とした、自サイトへの還元型、運用集中型のSNS運用
パターンAは、SNSをアップした自社記事のソーシャルでの拡散を狙い、
さらにバックリンクの獲得をするといった流れを作り出す、
最初のトリガー(きっかけ)として活用するパターンであり、
大きな組織や小売り向けというより、組織的には比較的小さめか、
サービス単価が高く専門的な業種や組織に向いている方法論です。
基本的に自社内のコンテンツから発信しますが、拡散起点はSNSであり、
しかし、最終的には自社サイトのコンバージョンを目的としているのも特徴です。
「自社記事 ⇒ SNS ⇒ 自社記事 ⇒ 自社サービスまたは顧客化」の流れを狙った
いわゆる還元型的な運用パターンです。
具体的には以下の2サイトを紹介します。
バズ部
フェイスブックページのいいね!の数:19,333
こちらバズ部さんは、コンテンツSEOというか、インバウンドマーケティングの超有名サイトです。
高品質な記事をアップし、フェイスブックページをトリガー(きっかけ)にして、
ソーシャルの拡散を狙っています。(いぜんは、はてながトリガーでした)
ちなみに、「SEO対策」というキーワードで1位または2位の人気記事、
「SEO対策|検索順位の上位を独占するために私が行っている36の手順」
は、ページのいいね!が、1189件という人気コンテンツになっています。
LIG
フェイスブックページのいいね!の数:20,486
こちらLIGさんは、
「結婚のご報告。30年彼女がいなかった僕が、秒速で結婚できた理由」など
拡散記事でネット界隈に話題を振りまいたり、
従業員である「世界一即戦力な男、菊池良」さんが、ドラマの題材として取り上げられたり、
WEB関連の話題のみではく、様々なネタを取り上げながら、
実は濃い技術的な記事にも定評があり、
広報担当の方などのキャラクター作りなど、
新しいWEBでの広報の方法論を提案しているWEB制作会社さんです。
こちらも「WEB制作」というキーワードでサイトTOPが検索1位となり、
こちらのメディアのアクセスも月間200万アクセスを超えるという事で、
相当な成功を収めていらっしゃいます。
毎月出すアクセスの推移などのデータで、
フェイスブック経由のアクセス数などを発表して頂けるなど、
かなり役立つデータも多いです。
パターンAにおける10の特徴
- 基本的にSNS単独で記事の配信をしない
- SNS単独の運用担当がいない
- 提供しているサービスは、WEB作成とコンサルティングなど、単価が高いサービスである
- 自サイト内でフェイスブックページに多くのいいね!を集める構造を取っている
- フェイスブックページがソーシャル拡散のトリガーになっている
- SNSの目的を自社サイトの集客とコンバージョンにおいている
- フェイスブック内などでサービスが完結しない
- 検索キーワード意識して記事をアップしている(バズ部)
- 自社サイトのメディア化を目指している(LIG)
- 検索を意識しているため、自社コンテンツはテキストベースである
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パターンAは基本的に全力で運用しているのは自サイトのみであることで、
リソースが限られた中小企業などに向いている運用パターンです。
なお10で触れていますが、検索を意識するならAのパターンが鉄板だと思います。
パターンB:SNS単独運用型やブランディング型の運用
パターンBは、SNSを広報的な活動の場として利用し、
ブランディングを主な目的とした運用方法です。
この運用方法はSNS単独の担当を置く必要性があったり、
ユーザーとのコミュニケーションを意識する必要があるなど、
比較的大きい企業や小売り的なサービス、飲食関連、
観光関連の業界の企業に良く見られます。
サイト内のサービスのコンバージョンが最終目的ではなく、
リアル店舗への誘導などが目的であるため、
写真や動画などのリッチメディア単体の投稿も多くなります。
ローソン
「ローソンクルー♪あきこちゃん」が有名です。
ネット上の様々なサービスと手広く連携し、ローソンのキャンペーン告知を行っているイメージキャラクター。
最近はローソン名誉店長の秋月律子とも対談が実現し、あきこロイドちゃんとしてVOCALOID化も果たした。
なお前面デザインはPixiv、中の人はこえ部にて募集決定した模様。
ローソンに至っては、単独の運用とかのレベルではなく、
SNS用のキャラを作り、ほんとに多くのSNSで活動を行っています。
これは、すごい数です。
基本的に商品の紹介などを行っていますが、
ボーカロイド企画や、フェイスブックへの漫画の投稿など、
相当につよいWEBへの情熱を感じる取組です。
無印良品
日本で1番ソーシャルをうまく利用している、と言われていた無印良品。
基本的には、商品の説明をフェイスブック上で行っていますが、
「くらしの良品研究所」などのコンテンツを混ぜて、
無印らしいブランディングの活動をしています。
京都祇園 天ぷら八坂圓堂
この記事の為に調べている中で知りました。
フェイスブックページのいいね!の数:34,376
「全国からファンが集まる!ソーシャル活用が上手い”地方・ローカル”のFacebookページ事例4選 SMMlab」
こちらのページのポイントは以下の3つになります。
1:宣伝から入らず、まずはお役立ち情報を提供
最初に食材にまつわる小ネタや説明をしています。
2:基本的に旬ものを紹介するので季節を感じる
季節感のある投稿は一般的に反応率が高いです。写真とあわせて思わず「いいね!」をしたくなりそうです。
3:天ぷらの写真に食欲をそそられる
「食べたい」⇒「行きたい」といった心理的変化につながりそうですね。
写真で目をひき、いきなり宣伝するのではなく、でも最後にはお店の誘導しているあたり、かなり巧いです。
パターンBにおける10の特徴
- ブランディングを最重要の目的としている
- SNS単独の運用担当者が存在する
- 自社サイトへの誘導のない、フェイスブック内完結の記事も多い
- 業界的には小売りや飲食業、旅行関連が多い
- 自サイト内でフェイスブックページに多くのいいね!を集める構造にはなっていない事も多い
- ソーシャルで拡散しやすい写真の投稿を多用する
- サービスそのものを紹介するのではなく、周辺情報を提供する記事が多い
- 実店舗型のビジネスが多い
- SEO的な意識はない
- お客様の声のフィードバック記事などユーザーとのコミュニケーションも多い
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いかがでしたでしょうか。
SNSの活用・運用を考える場合には、
上記の様に大きくAのパターンか、Bのパターンかに分かれますが、
その際の判断基準としては、SNSを通して自サイトへのアクセスが欲しいのか、
サービスへのコンバージョンを得たいのか、
それともブランディングを行いたいのか、で運用方法が分かれてきます。
更には、SNSの為に割くことができるリソース、
業種やサービス、企業規模、現状のWEBの活用度合など、
総合的に判断してベストな活用をしていただければと思います。
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