コンテンツSEOとロングテールキーワード : 一覧
良い事ばかりではない!コンテンツSEOの「4つのメリット」と「3つのデメリット」
2014/01/15 | コンテンツSEO, SEOアドバイザーズ全記事 コンテンツSEOとロングテールキーワード, コンテンツSEOのメリットとデメリット, コンテンツSEOの考え方, SEO対策は簡単になった
良質なコンテンツを作成し、検索エンジンからの流入数を増やす。
簡単に言えば、
「コンテンツSEO(コンテンツマーケティング)」は、そういうものです。
従来型のSEO対策はバックリンク対策でした。
しかし、自作自演のバックリンクがグーグルから高確率で発見されるようになり、
ペナルティの発動が多発した結果、ペナルティ解除サービスが隆盛となるなど、
より一層のグーグルのガイドラインを守る検索エンジンへの対策が求められてます。
そんな中、グーグルのガイドラインを順守して行っていく「コンテンツSEO」ですが、
メリットばかりではありません。
そこには確実にデメリットも存在します。
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コンテンツSEOのメリット・デメリット
コンテンツSEOのメリット
・グーグルのガイドラインを守ったSEO対策である
これは、「良質なコンテンツ」を作成することで検索からの流入数を集める
「コンテンツSEO」という方法論の一番いいところになるでしょう。
ペナルティを受けることなく、長期的にもサイトを資産として考えることができます。
・細かなキーワードでの上位化を促進するので、アクセスが安定しやすい
単体のキーワードや、少数のキーワードを従来方のSEO上位化し集客している場合、
どんなにコンバージョンが良くても検索のアルゴリズムの変化や、
ペナルティで検索数が下がり、最終的にはビジネスに結びつきにくくなります。
「コンテンツSEO」は、ロングテール的なキーワードで検索エンジンからの、
流入を生むため、比較的アクセスが安定しやすい傾向があります。
・ドメインのオーソリティにあまり依存しない(新規ドメインでも集客可能)
特定のビッグワードと言われるキーワードを上位化するには、
キーワードを含んだリンク、言及などが必須になります。
またサイトのオーソリティも検索には影響していると思われます。
(現在たとえば、アマゾンやNAVERまとめなどが検索上位化しやすい、等)
しかし、「コンテンツSEO」においては、比較的オーソリティサイトの
影響は軽微です。新規に取得したドメインでも良質なコンテンツで、
SNSの拡散を生み出し、ナチュラルリンクをある程度獲得すれば、
細かなキーワードでの上位化は比較的容易です。
・業者のノウハウが基本的に不要なので、自社で行える
「コンテンツSEO」では、基本的にリンクによる
特定キーワードの上位化を目指していない為、
リンクを作成するノウハウや、中古ドメインを獲得する方法など、
効果のある自作自演のノウハウは不要です。
基本的に「良質なコンテンツ作成 ⇒ SNSの拡散」と言う経路のみで、
サイトのSEO活動を賄うため、基礎的なSEOを行えば、
自社で効果的なサイト運営ができます。
コンテンツSEOのデメリット
・費用対効果を図りにくい。指標となる数値が取りにくい。
コンテンツSEOは基本的にはコンバージョンを
すぐに生むキーワードを上位化する、という方法論ではありません。
理想的にはコンバージョンをすぐに生むようなキーワードについても、
コンテンツの質などで検索順位が決まればいいですが、
やはりキーワードによっては、確実にリンク施策型のサイトとの競合となります。
またコンバージョンをすぐ生む施策であれば、
「100やれば、120返ってくる」という感じで、
費用対効果を図りやすいのですが、コンテンツSEOは基本的に、
検索エンジンから見込み客を中心に集客する方法論であるため、
「100やっても、120返ってくるのはいつかは確定できない」
という事になります。
・狙ったキーワードや、ビッグキーワードでの上位化は難しい(特に短期間での)
コンテンツSEOは、キーワードを、特にコンバージョンが高いキーワードを
兎に角狙いにくい方法論です。
スモールキーワードを記事単体で、ミドルキーワードを記事カテゴリで、
そしてビッグキーワードはサイトTOPで上位化する、
というのがベストではあると思いますが、
従来のリンク施策の様に、特定のキーワードに対する恣意的な施策ではないので、
とくにビッグキーワードの上位化の難易度は相当に高いでしょう。
(特に現在がリンク施策したサイトとの競合状態であることも考えると)
良質なコンテンツの提供と、長期間の運用で、
ビッグキーワードの上位化も不可能ではない、と思いますが、
恐らく相当に時間がかかります。
当方としては、従来型のSEO対策と同じように、
コンテンツSEOをキーワードの上位化自体を目的にすると、
どうしても失敗しやすいと考えています。
・アクセスが上がってもコンバージョン数が高くはならない
コンテンツSEOは、アクセスを上げるのが非常に簡単です。
というか、現在の検索エンジンのおかげで、良質なコンテンツさえ作れば、
ほぼ何もしなくてもアクセスは増えていきます。
しかし、アクセス増加=コンバージョンUP・売上UP、
ではない事は理解しておかなければいけません。
コンテンツSEOはロングテール的なキーワードでの集客であるため、
今すぐにあなたが提供するサービスを使いたい人たちより、
(もちろんサービスを使いたい人たちも来ますが)
圧倒的にあなたのサービスはどんなもので、どういうメリットがあり、
どのような人たちが提供してくれるのか、などの情報を得るために、
サイトにアクセスに訪れます。つまり、見込み客なのです。
では、そのデメリットを克服するためにはどうしたいいのか?
私自身、SEO対策を提供する業者として、
「コンテンツSEO」のデメリットをどう克服するべきか?を考えてきました。
で、最近行きついた1つの考え方が、
「コンテンツSEOを従来のリンク型のSEOの考え方で捉えない」
という事です。
リンク型のSEOは、
「検索エンジンをコントロールし、検索ユーザーをコントロールする事」
を目的としています。
従来のSEOの目的や考え方をコンテンツSEOに落とし込むと、
デメリットばかりが頭に浮かびます。
しかし、コンテンツSEOを従来のリンク型のSEOとは違う捉え方で、
考え直すとまた違う感じになります。
私は、
「コンテンツSEOは、良質なコンテンツを作り、世の中に評価(コントロール)してもらう事だ」
と考える事にしました。
私自身も含めて、今までのSEO対策は、
検索エンジンをコントロールし、ユーザーを獲得する事ばかりを考えている方法論でしたが、
コンテンツSEOでは、コントロール自体を完全に検索エンジンに預けます。
その替わり、今まで検索結果のコントロールに割いていた時間や労力や資金、自分がもつ資源を、
よりコンテンツにつぎ込みます。そしてよりユーザに喜ばれるコンテンツを作る。
ユーザーに喜ばれると、SNSなどで拡散され、リピーターが獲得でき、
ユーザーとの関係性が生まれる。
そして、コンテンツを継続的に提供することで、それが維持される。
そのような流れを踏まえて、コンテンツSEOで重要なのは、
「キーワードの上位化は、ユーザーとの関係性の構築の副産物」
という意識をもつ事ではないか、そして良質なコンテンツを作り、
ユーザーとの関係性を「楽しむ事」が大切ではないか、そう思っています。
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