ユーザーの質で分けるコンテンツの内容 : 一覧
「SEO対策」として良いコンテンツを考える。サービスを提供する側が提供するべきコンテンツとは何なのか。
2014/01/04 | コンテンツSEO, SEOアドバイザーズ全記事 ユーザーから見る良いコンテンツ, ユーザーの質で分けるコンテンツの内容, 良いコンテンツと何か, 運営側から見るいいコンテンツ
明けましておめでとうございます。2014年もよろしくお願い致します。
年末はいろいろなWEB関連のブログが忙しくまとめ的な内容を更新する中、
ただただ、思索にふけっていました。まぁ、ぼけーっとしていた、に近かったですが。
昨年の夏過ぎよりかなり言及が増えてきていますが、
私も、SEO対策がリンク施策ではなくなってきていると感じています。
リンクと同程度にコンテンツの質と量が評価されてきています。
そのような検索エンジンの現状において、
SEO対策としての良いコンテンツというものはどういうものなのか、
サービス提供に役立つコンテンツといのはどういうものか、
を考えてみたいと思います。
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当方が支援している中小企業や、プロフェッショナルサービスなどの
サービスの提供側が、SEO対策などとして良いコンテンツなら何でも提供するべき、
と言う風には私自身は考えていませし、そういったアドバイスも行っていません。
と言うのも、
ユーザー側から見て「良いコンテンツ」となるもの全てが
仕事につながるというわけではない、
これをしっかり認識する必要があると考えているからです。
使えるリソースは常に有限なわけで、有限で重要なリソースは、
大切なものにのみ集中的に注入するべき、そう考えます。
まずは、ユーザーが側における良いコンテンツの要素をさらっと見てみます。
ユーザー視点でみる「良いコンテンツ」
A、検索ユーザーの問題や疑問を解決するコンテンツ
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ
C、エンターテイメントとして楽しませてくれるコンテンツ
D、コミュニケーションを促進させてくれるコンテンツ
E、潜在的問題を顕在化するコンテンツ(啓蒙系コンテンツ)
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ
G、客観的な評価・評判を確認させてくれるコンテンツ
ざっといって、検索をするユーザー側から見るいいコンテンツと言うのは、
もちろん他にもあるのかもしれないですが、上記になります。
とくに、CとDに関しては、パッと見、仕事に役立ちにくいものです。
ただし、これも、役立つ場合があります。
しかし役立たせるには、役立たせるための戦略が必要です。
サービス提供側としての「いいコンテンツ」
1、契約が取れる、サービス申込みが取れるコンテンツ(ユーザーの質が良)
2、見込み客が獲得できるコンテンツ(ユーザーの質が中程度)
3、アクセスが獲得できるコンテンツ(ユーザーの質は問わない)
3-1、検索エンジン経由
3-2、SNS経由
(4、ユーザーとコミュニケーションが取れるコンテンツ)※
(ユーザーの質が中程度からリピーターまで)
ざっと言うとこの3種類に分かれます。
見ていただくと気づかれるかもしれないですが、
基本的にはコンテンツの種類分けのラインは、
アクセスしてきたユーザーが持つ、
属性やニーズに対するものになります。
ユーザー側から見る「良いコンテンツ」には、様々な種類がありますが、
サイト運営側、サービス提供側からすると、
この程度の種類しかコンテンツには種類がありません。
これより細かな種類は、業種により異なってくると思います。
つまり、アクセスが獲得できていなくて、見込み客も契約も取れないようなコンテンツは、
(SEO対策的には)サイトに不必要な存在である、という事も逆説的には言えるという事です。
※なお、4の「ユーザーとコミュニケーションが取れるコンテンツ」を()で閉じたのは、
ユーザーとのコミュニケーションは中途半端に行うと、逆にユーザーからの反感を買い、
客離れを引き起こす原因にもなります。また公開されたコンテンツである場合、
炎上などのアクシデントの可能性もあり、
そのコンテンツの管理につかうリソースが大きいため、
すべての方が取り組むべきコンテンツとは僕は考えていません。
両サイドからみた「良いコンテンツ」の一般的なマッチング
上記のユーザーサイドと運営者サイドから考える、
良いコンテンツを今度はマッチングさせてみます。
1、契約が取れる、サービス申込みが取れるコンテンツ(ユーザーの質が良)
A、検索ユーザーの問題や疑問を解決するコンテンツ
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ
G、客観的な評価・評判を確認させてくれるコンテンツ2、見込み客が獲得できるコンテンツ(ユーザーの質が中程度)
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ
C、エンターテイメントとして楽しませてくれるコンテンツ
E、潜在的問題を顕在化するコンテンツ(啓蒙系コンテンツ)
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ
G、客観的な評価・評判を確認させてくれるコンテンツ3、アクセスが獲得できるコンテンツ(ユーザーの質は問わない)
3-1、検索エンジン経由
A、検索ユーザーの問題や疑問を解決するコンテンツ
E、潜在的問題を顕在化するコンテンツ(啓蒙系コンテンツ)
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ3-2、SNS経由
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ
C、エンターテイメントとして楽しませてくれるコンテンツ
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ(4、ユーザーとコミュニケーションが取れるコンテンツ)※
(ユーザーの質が中程度からリピーターまで)
D、コミュニケーションを促進させてくれるコンテンツ
もちろん、これにあてはまらない場合もあるかもしれないですが、
一般的には、こういった形になってくるのではないでしょうか?
なぜ「良いコンテンツ」をユーザー視点と運営者視点で考えるのか?
仮にあなたのサイトが思ったほどの効力・効果を上げていない場合、
上記の違いを理解する必要性があるのではないか、と僕は考えています。
それには以下の訳があります。
・現在運用しているサイトコンテンツの偏りが理解できる
・契約や申し込みが取れないサイトの修正・補強ポイントが分かる
上記2点が良くわかってくるようになるからです。
この「SEOアドバイザーズ」をご覧の方は、ほぼサイト運営者、
サービスの提供側にいらっしゃると思います。
「良いコンテンツを書こう」と言うのは簡単ですが、
あなたが今手がけている「良いコンテンツ」というものが、
SEO対策として、アクセスUPや契約を取るためのものであるなら、
受け手と送り手の別を意識し、仕事につながるか否かも認識し、
仕事の一環として「良いコンテンツ」の作成に意識的に取り組まれた上で
作られたコンテンツである必要があります。
それを考えずに、ポストリンク施策的SEO対策には対応できない、
ビジネスに役立つコンテンツSEOは考えられない、
そう私は感じています。
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