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「SEO対策」として良いコンテンツを考える。サービスを提供する側が提供するべきコンテンツとは何なのか。

明けましておめでとうございます。2014年もよろしくお願い致します。

年末はいろいろなWEB関連のブログが忙しくまとめ的な内容を更新する中、
ただただ、思索にふけっていました。まぁ、ぼけーっとしていた、に近かったですが。

昨年の夏過ぎよりかなり言及が増えてきていますが、
私も、SEO対策がリンク施策ではなくなってきていると感じています。

リンクと同程度にコンテンツの質と量が評価されてきています。
そのような検索エンジンの現状において、
SEO対策としての良いコンテンツというものはどういうものなのか、
サービス提供に役立つコンテンツといのはどういうものか、
を考えてみたいと思います。

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当方が支援している中小企業や、プロフェッショナルサービスなどの
サービスの提供側が、SEO対策などとして良いコンテンツなら何でも提供するべき、
と言う風には私自身は考えていませし、そういったアドバイスも行っていません。

と言うのも、
ユーザー側から見て「良いコンテンツ」となるもの全てが
仕事につながるというわけではない、

これをしっかり認識する必要があると考えているからです。

使えるリソースは常に有限なわけで、有限で重要なリソースは、
大切なものにのみ集中的に注入するべき、そう考えます。

まずは、ユーザーが側における良いコンテンツの要素をさらっと見てみます。

ユーザー視点でみる「良いコンテンツ」

A、検索ユーザーの問題や疑問を解決するコンテンツ
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ
C、エンターテイメントとして楽しませてくれるコンテンツ
D、コミュニケーションを促進させてくれるコンテンツ
E、潜在的問題を顕在化するコンテンツ(啓蒙系コンテンツ)
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ
G、客観的な評価・評判を確認させてくれるコンテンツ

ざっといって、検索をするユーザー側から見るいいコンテンツと言うのは、
もちろん他にもあるのかもしれないですが、上記になります。

とくに、CとDに関しては、パッと見、仕事に役立ちにくいものです。
ただし、これも、役立つ場合があります。
しかし役立たせるには、役立たせるための戦略が必要です。

サービス提供側としての「いいコンテンツ」

1、契約が取れる、サービス申込みが取れるコンテンツ(ユーザーの質が良)
2、見込み客が獲得できるコンテンツ(ユーザーの質が中程度)
3、アクセスが獲得できるコンテンツ(ユーザーの質は問わない)
3-1、検索エンジン経由
3-2、SNS経由
(4、ユーザーとコミュニケーションが取れるコンテンツ)※
(ユーザーの質が中程度からリピーターまで)

ざっと言うとこの3種類に分かれます。
見ていただくと気づかれるかもしれないですが、
基本的にはコンテンツの種類分けのラインは、
アクセスしてきたユーザーが持つ、
属性やニーズに対するものになります。

ユーザー側から見る「良いコンテンツ」には、様々な種類がありますが、
サイト運営側、サービス提供側からすると、
この程度の種類しかコンテンツには種類がありません。
これより細かな種類は、業種により異なってくると思います。

つまり、アクセスが獲得できていなくて、見込み客も契約も取れないようなコンテンツは、
(SEO対策的には)サイトに不必要な存在である、という事も逆説的には言えるという事です。

※なお、4の「ユーザーとコミュニケーションが取れるコンテンツ」を()で閉じたのは、
ユーザーとのコミュニケーションは中途半端に行うと、逆にユーザーからの反感を買い、
客離れを引き起こす原因にもなります。また公開されたコンテンツである場合、
炎上などのアクシデントの可能性もあり、
そのコンテンツの管理につかうリソースが大きいため、
すべての方が取り組むべきコンテンツとは僕は考えていません。

両サイドからみた「良いコンテンツ」の一般的なマッチング

上記のユーザーサイドと運営者サイドから考える、
良いコンテンツを今度はマッチングさせてみます。

1、契約が取れる、サービス申込みが取れるコンテンツ(ユーザーの質が良)
A、検索ユーザーの問題や疑問を解決するコンテンツ
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ
G、客観的な評価・評判を確認させてくれるコンテンツ

2、見込み客が獲得できるコンテンツ(ユーザーの質が中程度)
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ
C、エンターテイメントとして楽しませてくれるコンテンツ
E、潜在的問題を顕在化するコンテンツ(啓蒙系コンテンツ)
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ
G、客観的な評価・評判を確認させてくれるコンテンツ

3、アクセスが獲得できるコンテンツ(ユーザーの質は問わない)
3-1、検索エンジン経由
A、検索ユーザーの問題や疑問を解決するコンテンツ
E、潜在的問題を顕在化するコンテンツ(啓蒙系コンテンツ)
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ

3-2、SNS経由
B、知識や教養を高めてくれるコンテンツ
C、エンターテイメントとして楽しませてくれるコンテンツ
F、疑似的に体感・体験をさせてくれるコンテンツ

(4、ユーザーとコミュニケーションが取れるコンテンツ)※
(ユーザーの質が中程度からリピーターまで)
D、コミュニケーションを促進させてくれるコンテンツ

もちろん、これにあてはまらない場合もあるかもしれないですが、
一般的には、こういった形になってくるのではないでしょうか?

なぜ「良いコンテンツ」をユーザー視点と運営者視点で考えるのか?

仮にあなたのサイトが思ったほどの効力・効果を上げていない場合、
上記の違いを理解する必要性があるのではないか、と僕は考えています。
それには以下の訳があります。

・現在運用しているサイトコンテンツの偏りが理解できる
・契約や申し込みが取れないサイトの修正・補強ポイントが分かる

上記2点が良くわかってくるようになるからです。

この「SEOアドバイザーズ」をご覧の方は、ほぼサイト運営者、
サービスの提供側にいらっしゃると思います。

「良いコンテンツを書こう」と言うのは簡単ですが、
あなたが今手がけている「良いコンテンツ」というものが、
SEO対策として、アクセスUPや契約を取るためのものであるなら、
受け手と送り手の別を意識し、仕事につながるか否かも認識し、
仕事の一環として「良いコンテンツ」の作成に意識的に取り組まれた上で
作られたコンテンツである必要があります。

それを考えずに、ポストリンク施策的SEO対策には対応できない、
ビジネスに役立つコンテンツSEOは考えられない、
そう私は感じています。

 

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