検索結果に影響するリンク : 一覧
SNSとリンクの獲得|検索結果に影響するリンクの整理。
2014/01/24 | コンテンツSEO, SEOアドバイザーズ全記事 ソーシャルのリンク, ソーシャルシグナルと検索結果, ツイッターとリンク, フェイスブックとリンク, 検索結果に影響するリンク
SEMリサーチより
Google「Twitter や Facebook ソーシャルシグナルを検索順位に利用していない」と明言
グーグル・マットカッツ氏、Facebook や Twitter を検索順位決定要因として特別な利用法はしていないと明言。それができない理由についても語っている。
SEO対策と言うと、基本的に思いつくのはリンクの獲得ということで、
フェイスブックページを作成して更新情報を流したり、
ツイッターで更新情報を流したりするのを、
直接的にリンクの獲得施策としてSNSを運用している、
と言う方がいますが、それは間違いです。
基本的にフェイスブックからのリンクも、ツイッターからのリンクも、
キーワードを上位化する効力はありません。
SNSからのリンクに効果が無い理由
効果が無い理由1:クローリング問題(SEMリサーチより)
グーグルは、フェイスブックやツイッターをクローリングできません。
ただ、フェイスブックページはインデックスされているので、参照情報にはされているかもしれませんが、
正常に取得できない情報を検索結果の要因には利用できないというとこです。
効果が無い理由2:リンクがnofollow属性だから
フェイスブックページのリンクにはnofollow属性が付いています。
ツイッターもnofollow属性が付いたりつかなかったりしていますが、
現在はnofollow属性が付いているようです。
nofollow属性はリンク先にリンクパワーを与えない、という意思表示ですから、
リンクの効果は望めません。ただ、クローラーの巡回通路にはなります。
効果が無い理由3:フェイスブックやツイッターを検索指標とするのは他社に舵を預けるようなもの
グーグルサイドから見て、
フェイスブックやツイッターを検索の指標として重視する、という事は、
他社に自社の検索エンジンの舵取りを預けるようなものです。
それは、検索エンジンの公平性を曲げることにつながり、
自分たちのコントロールが及ばなくなる可能性があります。
グーグルとしては、
自社のアルゴリズムを完全に浸透可能な分野のシグナルのみを指標として採用する、と私は考えています。
という事で、将来的にはgoogle+も指標として使われるとは、思います。
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では、そう考えるとフェイスブックやツイッターはリンク獲得の為には不要ではないのか、
というと、それでもフェイスブックもツイッターも重要ですよ、という事になります。
それでもSNSは重要です、という理由
SNSが必要な理由1:拡散性や口コミといった検索以外の流入経路として
SNSがここまで浸透するまでは検索以外の流入というものは、
例えばヤフーカテゴリなどのディレクトリ経由や、大手ポータルに取り上げられるなど、
ある一定の方法しかなかったわけです。
しかし、SNSの浸透で、いろいろな切り口の記事が、
SNSで拡散されて、口コミの効果を発揮する様になりました。
これは検索より即時性が優れ、また爆発力もある非常に魅力的な流入経路であると思います。
SNSが必要な理由2:間接的なリンクの獲得経路として
検索の上位化には、今でもリンクは非常に重要です。
しかし、それに矛盾する様に良い記事を書いてもリンクが無ければ、
リンクのある記事よりも下位になることがあるのも事実。
その良い記事をSNSに掲載して、拡散をさせ、そしてリンクを獲得する、
それが間接的なリンクの獲得です。
なので、SNSからのリンクは意味が無いけれども、間接的なリンク獲得の方法論として、
SNSにリンクを貼るという行為は意味があるわけです。
SNSが必要な理由3:記事の評価の1つの指標として
良質なコンテンツを作ることにより、アクセスの増加を目指すコンテンツSEOにおいても、
SNSの存在は、やはり重要です。私の場合、記事の質の評価の指標としても、SNSのシェア数と言うものは、考慮するべきものであると思います。
ただ、シェアされやすい記事の性質というものもあるので、それだけにとらわれる必要もないとは思いますが。
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今日の記事では、
フェイスブックからのシグナルがグーグルの検索の指標として使われていない事実から、
指標として使われているリンクをSNSを中心にまとめました。
フェイスブックやツイッターからの直接リンクを、検索に影響するリンクと混同しない事、
しかし、検索に影響するリンクを獲得するためには、
SNSは重要な役割をもっている事を理解して頂ければと思います。
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