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サイトの作成時にSEO対策の内部施策をする : 一覧

顧客満足最大化のために、サイト作成時に私が行う18項目のフロー。

ネットが当たり前になった昨今、
「ホームページを作ります」
というビジネスには、なんの付加価値もありません。

・なんでサイトをつくるのか?
・どんなサイトをつくるのか?
・だれがサイトを運営するのか?
・どうやってアクセスを集めるのか?
・売り上げを上げるのか、問い合わせを増やすのか?
・獲得した顧客をどうやって囲い込むのか?

上げればキリがありませんが、ホームページ作成と、
こういったマーケティングは切り離せないものになってきていると考えています。

今日は、私がサイト作成から支援までどんな手順で行っているかを、
18のフローに分割し、それぞれのフローの内容と目的を箇条書きして、
それを記事としてまとめてみようと思っています。
未熟な内容かもしれませんが、よろしければお読み下さい。

ただ、大規模なポータルサイトは担当・運営の経験がありませんので、
中規模、小規模のサイトの作成から運営までのフローだと、考えていただければと思います。

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1、サイトの運営ジャンルを確認する

基本的に当方に相談がある場合、
直接的まはた間接的に売り上げを作るこの2パターンに分かれます。

・販売などで直接モノやサービスを売るサイト
・サービスの申し込みを受けるサイト

小規模、中規模の場合、大体この2種類、
またはこの2種類の混合型に分れると考えていいのではないでしょうか。

2、サイトの目的や目標を確認する

意外に、サイトの目的や目標があいまいなクライアントさんは少なくないです。
私は基本的に以下の部分を確認します。

・売上
・問い合わせ数
・アクセス数
・メインのキーワードの検索順位
・フェイスブックページのいいね!の数などソーシャルサイトのフォロワー数

上記の大体の目標を聞きます。
ここは大体で構いませんが、重要な指標になります。

3、今、理想としている参考サイトを確認する

クライアントさんが興味を持ち、理想としている(真似したい?)
サイトを見せていただき、そのサイトのどの点に興味があり、
共感を抱いているのかを確認していきます。

4、参考サイトの運営状況を分析する。

上記の参考サイトの運営方法を分析します。
(参考に出てくるサイトにはうまく運営や集客が出来てないところもあります)
私の場合は、基本的にその場で分析を行います。前準備は出来ない事が多いです。
SEO的な状況、RSSの購読者数、その他の分析方法の確認であれば
競合サイトを分析し丸裸にするサイト・サービス・ツール・検索技14+おまけ3ツール
の記事を参考にしてください。

今はSNSを活用したサイトも多いので、
現在のフェイスブックページのいいね!の数が、
どの程度のレベルなのか、いろんなページを見て頭の中で
比較できる状態にしておくといいと思います。

ちなみに、このサイトのフェイスブックページです。いいね!よろしくお願いします。

5、分析した結果の説明と学ぶべき点を整理する

ライバルでもある参考サイトの分析を行い、学ぶべき点を整理します。
また必要のない点を、整理・説明することも大切です。

・フラッシュなどの要素の現在の立ち位置(現在の不必要性の説明、jQueryなどの採用)
・ソーシャルメディアの活用方法の説明
・デザイン性の説明。現在のはやりのフラットデザインやミニマムなデザインの提案。
・PC、モバイル、スマホ用のサイトの分け方。レスポンシブデザインなのかどうか。
・集客方法はSEO対策なのか、PPC広告なのか、インバウンドマーケティングなのか、
  ソーシャルメディア中心なのか、業界ポータル系サイトに掲載が中心なのか。

6、参考サイトを元に、作成サイトの原案を作成

上記の参考サイトの分析と採用する点の整理が終わったら、
作成するサイトの原案を作っていきます。

・サイトのメインコンテンツ、サブコンテンツ
・サイトの構造や構成
・色合い
・デザイン全体の方向性
・更新機能部分(ブログ、SNSページ入口などの有無)
・モバイルやスマホへの対応方法

などなど絶対に入れたい要素、などを確認します。

私の場合は、時々自分でサイトを作ることもありますが、
このブログの様に、ある程度のデザインが施された物をカスタマイズして使う場合もあります。
ちなみに、このサイトはこちらのワードプレステーマが元になっています。

しかし、オリジナル性が重視されるようなサイトの場合、
上記の確認事項をもって、デザインを専門に行う会社さんへ依頼することも多いです。

私のサイト作成についての優先的に考える事項は、

・クライアントさんが一番求めている要素はなにか?
・クライアントさんが求めている機能で、サイトが成功しそうかどうか。
・機能的に不十分であれば、クライアントさんに一番フィットする追加機能はどんなものか?
・客観的に見たクライアントさんのオリジナルな付加価値はどの点でどうアピールするか?
・サイト運営を成功させるために必要な期間やリソース、広告方法はどんなものか?

というの順番でそれぞれの要素を検討していきます。

私自身の売り上げや利益の最大化より、クライアントさん運営自体を優先的に考えれば、
自分が作成をしないという選択肢も普通にありだと考えています。
(基本的に自分にデザインのセンスがあると思っていないところもありますが)

ただ、デザインが本業な方の場合、
申し込みや相談があったということは、その方のデザイン性を求めているので、
クライアントさんが求める要素・機能をさらにブラッシュアップして提案するのがベストだと思います。

7、サイト運営に割けるリソースを確認する

クライアントさんがサイトの運営に一日どれくらいの時間をさけるか、
又は更新の担当はスタッフさんかオーナーさんかなど、以下の点を確認していきます。

・まずは、サイトを更新していく時間がとれるかどうか。
・PCなどでの作業可否(飲食などの現場中心の仕事の場合、スマホからのみの更新も多いので)
・オーナーが直接運営か、スタッフ運営か?(権限によって、更新できる内容が異なります)
・SNSの活用を考えているか?考えているならどのSNSか。
・今までの運営上の問題点。結果が出ずに挫折の経験があるなら、どうして挫折したのかなど。

最後のところですが、今までネット上で何もしてこなかった、という方は意外に少ない印象です。
今まで試しでちょっとしてみたが、全然結果が出なかった、という方のほうが、
圧倒的に多い印象があります。その場合、なぜそのような結果になったのかをヒアリングすることで、
前回の問題点を改善し、運用の成功の可能性をアップさせる事ができます。

8、アクセスアップをするための機能を提案

一概にアクセスアップと言っても業種によりとるべき方法論は違う、と考えています。
上記のリソースのヒアリングを受けて、最大限効率化・最適化した集客方法を考えていきます。

例えば、エンタメ的なビジネスを行っているクライアントさんには
ブログの活用と、youtubeを活用した方法論を提案します。
飲食関連であれば、フェイスブックを利用し、PCは極力使わない方法を。
結婚式の2次会や1.5次会会場などを除き、飲食関連の方にはSEO対策はお勧めしません。
士業であれば、ブログは必須ですし、SEO対策も推奨します。

またPPC(リスティング広告)も業種や時期により推奨はしますが、
通常の運営のサイトにPPC広告からのアクセスを着地させても、
経験上、効果はあまり高まりません。なので、LPの作成をお願いする場合があります。

ただどんなに機能を実装しても、使ってもらえないと意味がありません。
運営者側、つまりクライアントさん側が毎日更新を簡単にするにはどうすればいいか、
運営担当者へのスカイプ講習していくのかなど、その点も確認します。

例えば、飲食店でパソコンを使ってブログの文章を長々と書いている時間はありません。
であれば、フェイスブックページに運用を集中したりします。
お店に来客したお客さんにいいね!もその場で押してもらえます。

ブログでの更新についても、ある程度の定型文を用意して、
参考記事や、記事テンプレートを用意したりします。
サイトを作成時の目標に近づけるべく、運用をなるべく簡単にします。
少しでも「サイトの運営するのは大変!」という精神的な苦痛を緩和して、
サイトの運営・更新という作業を日常に組み込みやすい作業にしていきます。

9、SEO対策やリスティング広告実施時のキーワードなどの決定

サイト作成と同時的にSEO対策のキーワードの選定や、決定を行います。
キーワードの決定の方法はいろいろあります。

参考外部リンク「SEO対策で検索順位の上位を独占するために私が行っている36の手順

上記のバズ部の記事はSEO的に特にテクニカルな方法を書いているわけではなく、
キーワードの選定に多く触れています。
正直この内容だけで難易度の高いキーワードがなんでも上位化できるわけではないですが、
キーワード選定については非常に細かく書かれているので、参考になります。

私のキーワードの選定基準は以下のとうりです。
サイト作成前は、ツールを使用し、予想します。
サイト運営後は、ウェブマスターツールの検索クエリを参考にキーワード発掘していきます。

『キーワード選定の順序』
1、メインのキーワードをグーグルキーワードツールで検索する
2、キーワードツールに出てきた関連性のあるキーワードをチェックする
3、キーワードを実際ヤフーとグーグルで検索してみる
4、検索時の予想検索キーワードをチェックする
5、メインキーワードの類語検索を行い、上記の流れで派生キーワードをチェックする
6、メインキーワードの共起語キーワード検索を行い、派生キーワードをチェックする
7、ライバルサイトをグーグルキーワードでチェックを行う
8、サイトの運用後は、グーグルのウェブマスターツールの検索クエリから
  需要が有りそうなキーワードをチェックし、上位化する

10、サイトの作成

上記の4・5・6・7・8で調べてきた内容を元に、サイトの作成を行います。

11、ドメインやサーバーの準備

ドメイン名の選び方については
ドメイン名の決め方。グーグルのページ内要素の重要度順位の予想など
の記事を参考にしてください。後で後悔しないドメインを選択をしましょう。

12、サイトの作成時にSEO対策の内部的な最適化を行う

サイトの作成時に、ある程度の内部的な最適化を行います。
当サイト参考記事
検索順位の決まり方の要素の一覧|これを押さえればどんなキーワードも上位化できる。
SEO対策の内部最適化については、後日より詳しく記述していきたいと思います。

13、サイトのアップロード・運用の開始

出来上がったサイトをアップし、運用を開始します。
普通のサイト作成会社さんはここで仕事は終了なのかもしれないですが、
私の場合は、ここからが仕事だと思っています。

お店は開店しただけではお客さんは来てくれません。
サイトもアップしてアクセスできる状態になっただけでは、意味がありません。
今までの話し合いで実装した機能を活用し、クライアントさんに更新をしていってもらいます。
また同時にSEO対策、PPC広告など、できる限り広告活動も行います。
そして一定期間(1~2ヶ月程度)してから、次の段階に移ります。

14、運用上の問題点の改善

1~2ヶ月程度運用をすると、運用上の問題や、
集客の問題点、SEO的な問題点などが浮かび上がります。
最初は0だったアクセスも、少しづつ上昇してくるはずです。
「2、サイトの目的や目標を確認する」で触れた目標に到達するために、
以下の点を分析します。

1、アクセス数
2、アクセス数に対しての申し込みや販売数(コンバージョン)
3、フェイスブックを活用した囲い込みを行っているかどうか
4、いいね!の数が増加しているかどうか
5、SEO対策を行っている場合、ねらったキーワードの順位は上昇しているか
6、上昇している場合、そのキーワードや関連語での流入はどの程度か
7、PPC広告からのコンバージョン率はどの程度か

上記の分析を行い、不十分な点についてはさらに対策を強化します。

15、サイトのアクセス解析を定期的に行い、目標を達成、更新していく

14の分析と改善を繰りかすと、目標はある程度の期間で達成できます。
そして次の目標を設定します。
また、今はフェイスブックがソーシャルサイトとして活用する価値が大きいですが、
もしかしたら、数年後には違う状況になっているかもしれません。
その場合は、貪欲に機能を追加、必要・不必要の選別を行っていきます。

16、通常の更新に獲得顧客の囲い込み方法を内包する

サイトをうまく運営することにより、新規顧客は開拓できます。
ひと昔前までサイトの運営と顧客の囲い込みは同じ作業で行うのは難しい状況にありました。

ただ、現在は一般的に普及しているソーシャルなサイトやツールを活用して、
顧客の囲い込みも通常の更新作業の中に組み込むことが可能です。

以下は、登録してもらう事により、サイトの更新などをアクセスユーザーに定期的に配信できる機能です。

・アクセスユーザーにRSSに登録してもらう。(ちなみに当方のRSSフィードはこちらです。)
・フェイスブックページに、いいね!してもらう。(ちなみに当方の・・しつこいので止めます)
・ツイッターをフォローしてもらう。(更新とツイッターを連動させる必要があります。)

上記のツールやサイトを利用し、ユーザーに登録してもらう事で、
サイトに足しげく訪問してもらい、顧客の囲い込みにつながっていきます。

この囲い込み・リピーター獲得を内包した更新の利点は、
・更新作業をするのみで、他の作業が発生しないので、手間が最小限

という事につきます。逆にデメリットとしては、
・他の大勢と同じ情報が配信されるので、特別感や優遇された感じがでない
という事になります。

17、メルマガ、DMなどを活用し顧客の囲い込みを行う

16の囲い込みは、更新をする事に内包された顧客囲い込み方法です。
わざわざいろいろな手間をかけて囲い込みや、リピーターを獲得する方法論ではありません。
情報を定期的に届ける先の確保をする、といった意味合いが濃い方法です。
17のメルマガやDMについては、いわゆるダイレクトマーケティングの分野になりますが、
フェイスブックやRSS、ツイッターなどでの情報配信より、
一段とユーザーに対して特別感を持った情報提供が可能です。
ただ特別感を演出できる分、作成の手間や人手が別途かかりますし、
DMについては送料、素材や印刷などの費用も掛かります。

また営業的な使用には制約がありますが、LINEの活用も今からぜひ試してみたい方法論です。

ある程度16での囲い込み、情報を配信できる人数が固まってから17に移った方が、
より効果的に囲い込み、リピーター獲得の戦略として優れているのではないでしょうか。

このメルマガやMDを活用した囲い込み・リピーター獲得方法の利点は16とは逆に、
・特定のユーザーに特別感や、厚待偶感を与えることが可能
・閉じたコミュニケーションなので、気密性が高く、秘匿性をアピールできる

という事がいえます。逆にデメリットとしては、
・特別感や秘匿性をアピールするために、通常の更新とは別途の作成の手間が必要
という事になります。

18、現場に足を運び、フィードバックを得る

私個人の考えとして、
「良いサイトは、現場の良さをそのまま移したようなサイトである」
という事があり、サイト作成の時には現場に訪問をしてミーティングを行う事が多いです。
また、サイトの運用を開始した後も、コンサルティング契約などが継続する場合、
現場にお邪魔して、サイトの付加価値となり得る点を、現場を見学しながら探し、
サイトの改善や、サービスの追加などの提案を行う事もあります。

——

以上が、私が実践している、
「サイトの作成から運用・集客などの運営支援までの18フロー」になります。

恐らくこういったフローは、それぞれの運営者やサイト作成者ごとに異なり、
また、力を入れたり、強みの部分の違いで全然流れが変わるのかもしれません。
つまり答えが無いものです。一人づつ答えが異なるものです。
だからこそ工夫する楽しさがあり、差別化につながると考えています。

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