ハミングバード以降の検索順位要因|ハミングバードは、個別記事とサイトTOPの評価基準が違う、ダブルスタンダードの可能性
師走の第2週になりました。
ハミングバードとは関係ない話で恐縮ですが、体調を崩しています。風邪ですね。
話を戻させて頂いて、9月のハミングバードの導入発表後、
個人的にいろいろな現象が目の前に現れていて、
その分析や、仮説をたてその実証を行ったりして、
なかなかブログの更新というところまで行きませんでしたが、
恐らく今年最後の更新になるであろう今回の記事は、もしかしたら、
そこそこお役に立てる記事となるかもしれません、が全く役に立たなかったらすみません。
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今日の記事の内容は自分が把握した動きを分析したものであって、
サンプル自体は少ないのですので、ここでの分析を鵜呑みにしないようにお願いします。
タイトルの「記事とサイトTOPの評価基準が違う、ダブルスタンダードの可能性」の意味ですが、
当方が担当しているサイト全般に起こった事象として、
記事や個別のコンテンツの方がサイトTOPより早く、
よりSEO対策に対して敏感に反応している、という事がありました。
逆にサイトTOPは、ハミングバード以降、順位の動きが鈍くなっている、
という事です。
また、ハミングバード以降、記事・コンテンツで上位化しているURLにも、共通項がありました。
そこから、検索順位を決めていく要因(評価基準)は、記事・コンテンツとサイトTOPでは、
異なる基準が用いられ、それを総合して検索順位は決定されているのではないか、
私は現状のところ、そう推測しています。
ですので検索順の要因を今回は、記事・コンテンツ部門と、サイトTOP部門に分けて掲載します。
記事・個別コンテンツの検索順位の決定要因
◆記事内の文字数の多さ、記事の長さ
-オリジナルな文章が長いサイトが、検索順位が上がる傾向。更新が無くても9月ごろから上昇傾向。
◆記事の文章のクオリティ
-文章の長さだけでなく、文章の質も重要。高い質の記事を保有するサイトは、サイト全体の評価が高まっていた。
◆記事内のディスクリプションとタイトルのオリジナルな文章の設定
-記事・個別コンテンツに対しての細かな設定が記事のクオリティを決定している要素となっている可能性。
◆内部リンク数
-ヘッダー、フッターからのリンクは効果が薄い。サイド、またはコンテンツ内からの言及が一番良い。
◆外部リンク数
-完全一致リンクの過多、短期間でのリンクは相当厳しく監視されている模様。1つ1つのリンクが非常に高い価値を持ちだしている。
◆記事に対してのソーシャルでの言及、他サイトでの言及
-いわゆるサイテーション。言及がある記事に反応があるが、これは、言及がある記事にはリンクが付くからなのかも。
—-おまけ的言及—-
◆記事・個別コンテンツの方がサイトTOPページと比べると重複が与える影響は軽微
◆記事・個別コンテンツの方がサイトTOPページより、検索結果に反映されるスピードが速い(TOPページよりSEO的に有利)
◆記事・個別コンテンツの方がサイトTOPページより、検索結果に変更が反映されるスピードが速い(TOPページよりSEO的に有利)
サイトTOP(ドメイン直下など)の検索順位の決定要因
◆外部リンク
-時間が大きな要素になっている可能性。ペナルティ(手動対応)でなくても、アルゴリズム的なリンク無効は頻繁に起きているのでは。
◆記事ごとの外部リンクバランス
-通常ホワイトハット的にサイトを運営してリンクを獲得すると、TOPページにばかりリンクが貼られることはなく、記事ごとのリンクが多くなったりします。記事ごとのリンクがどの程度あるのかなどのリンクバランス的なものも、ホワイトなのかブラックなのかの判断には使われていると思います。
◆(マイナス要因としての)ディスクリプション、タイトルなどのサイト内外の重複
-サイト内外でmetaのディスクリプション、タイトルが被ると非常にマイナスの要素となる模様。
◆(マイナス要素としての)記事本文の重複
-サイト内の文章がサイト内外で重複が多いサイトはなかなか上位化しない。
◆(要因ではなくなったものとしての)更新頻度
-更新が止まっていても、上記コンテンツの良い要素が入っていると順位が上昇。長期的にはわからないところも。
◆(要因ではなくなったものとして)エイジングフィルター
-新しいドメインでも内容が良ければ、コンテンツがしっかりしていると上位化する。
◆(要因ではなくなったものとして)内部リンク
-TOPページの場合に限っては、特にヘッダー、フッター部分についての内部リンクの意味合いが薄くなっているように感じる。
—-おまけ的言及—-
◆全体として、サイトTOPにSEO対策が施されている場合、リンクの増加などが検索結果に反映されるスピードが大変おそくなった。
———-
いろいろなところで書かれていますが、検索結果に個別の記事が上位化されている事が多くなりました。
これは、個別の記事が評価されやすい検索エンジン環境になっているのだと思います。
極論を言えば、ハミングバードは、個別記事をひいきしているという事だと思います。
逆に言えば、従来の様に、なんでもかんでもサイトTOPにSEO的なリンクを施しているサイトは、
どんなに上手くリンクをしていても、どっか自演リンクですよね、
とグーグルも分かっている、という感じでしょうか。
ハミングバードは、ハチドリという意味らしいですが、
ハチドリが蜜をすう花々を記事と考えてみます。
サイトの個別の記事を花々に見立て、ハチドリがブンと音を立てるのを、
更新やソーシャルシグナルと見立てているとイメージすると、
上記の様な形の動きになっている気がします。(半分くらい妄想ですが)
個別記事を従来のリンク重視のアルゴリズムでサイトTOPと競争させても、
従来型のリンクを付けているサイトの方が上なのですが、
おそらく検索エンジンは個別記事と、サイトTOPの評価基準を分けている、
つまりはダブルスタンダードで評価を与えて、
検索結果をアウトプット時の最終的なところで統合しているのではないか、
それが私の推論です、違ったらすみません。
アルゴリズムや検索エンジン自体も、
リンクよりコンテンツの内容や量を、本気で推してくる時代となりました。
来年からは、コンテンツSEOに照準を合わせて、
このサイトもリニューアル予定です。
来年もよろしくお願い致します。
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『この記事に関連のある記事一覧』
公開日:
:
最終更新日:2014/11/29
検索エンジンマーケティング研究, SEOアドバイザーズBLOG, SEOアドバイザーズ全記事 コンテンツSEO対策, ハミングバードアルゴリズム, ハミングバード後の検索順位決定要因, 検索エンジンアルゴリズム, 記事・コンテンツが検索エンジンに優遇されている
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